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私たちの板取川流域を次の世代まで美しく保ちましょう

危険個所とあそび方

川遊びをするにあたり、危険個所を知ることで川遊びの幅が大きく広がります。また複雑な川の構造を知ることで、溺れる事への回避や救助にもつながります。

   【カーブの淵】
カーブにある淵は複雑な流れが発生しています。川の表面が穏やかでも、水中は流れが速かったり渦巻いている場所があります。 このような場所ではライフジャケット(PFD)の着用が有効です。
   【流れの落ち込み※ホール】
流れが急激に落ち込んでいる場所は、滝のように川の流れが川底に一気に進んでいます。慌てて水面に出ようとしても川の流れに押し戻されます。冷静に川の流れに身を任せるか、川底に向かって潜ればその流れから外れて水中から出ます。。
   【川に出来た障害物には近寄らない※シーブやストレーナー】
大雨後の増水時には上流部から流木や色々な人工物が流れてきます。それが岩の間に引っかかるとストレーナーとなり、動物のビーバーが作るダムのような茶こし状のものをシーブといいます。共に、人の命を奪う危険な存在です。緩やかな流れに見えても、このような場所に人間の体が引っかかると相当な水圧がかかり脱出は困難です。上半身が水没すれば溺死の危険に見まわれます。このような場所を見つけたら近づかない事が一番です。
   【テトラポットは危険な存在】
川に沈んでいるテトラポットは魚の住みかとしては最適ですが、流れの早い場所のテトラポットの存在は非常に危険です。上記に記載したシーブの一種です。体の一部がテトラポットの隙間に吸い込まれた場合脱出は困難です。特に川のカーブの先(正面)にあるテトラポットは非常に危険な存在です。
  【えぐれた岩は命を奪います】※アンダーカットロック
川にはたくさんの岩が存在します。その中で最も危険な岩は、流れの先に存在するオーバーハング(岩の下側がえぐれている)した岩です。川の水位が少ない時にオーバーハングしている岩が、増水してちょうどオーバーハングが隠れるかどうか微妙な時は、人の命を奪う危険な存在に代わります。
もしも人がこのオーバーハングの岩に流れていくと、岩に当たる瞬間に水流が水中に隠れたオーバーハングの方に引き込まれています。よって人は水中に引き込まれ、くぼんだ岩に入り込み水圧に押され出てこれません。一瞬にして命を奪う岩となるのです。水位が低い時に岩の形を確認するのが身の危険を守る第一歩です。 
   【堰堤は脱出が困難】
日本の川には無数の堰堤が作られています。実はこの堰堤に作られる渦(波)に巻き込まれると脱出が困難です。興味本位でこの場所で泳ぐのは自殺行為ですのでおやめください。返し波の幅があるほど脱出が難しく、人間は下流から上流へ洗濯機のように延々と回し続けられます。堰堤では絶対に遊ばない事です。
   【川底から噴き出しているボイルの存在はやっかいです】
水の表面がお湯が沸騰した時のように湧き出している場所をボイルといいます。ボイルはその中心から円の外に水流が発生している為、ボイル中心に向かって泳ぐのは、川の流れに逆らう事になります。川岸にボイルが発生している場所では、そのボイルに向かって泳いでも川岸にたどり着くことは困難です。このような場所を見つけたら、慌てず流され別のボイルが発生していない箇所から川岸に泳ぎましょう。
   【飛び込みの注意点】
川遊びで飛び込みは遊びの醍醐味ですね。川の表面が流れているような場所での飛び込みは、川底の流れが複雑なのでお勧めできません。流れが止まっているような場所を選びましょう。当然飲酒しての飛び込みは冷静な判断が出来ないので止めてください。
安全な飛び込み方は、足の裏か頭のてっぺんから着水するのが一番の方法です。体にかかる水圧が少ない飛び込み方法が体に負荷がかかりません。高い場所からお腹や、顔から着水すると物凄い水圧がかかり、かなりの衝撃がかかり、場合によっては骨折もありえます。無理のない高さからの飛び込みをお勧めします。
地元の子供たちは、幼少の頃から段階を経て高い場所から飛び込んでいます。そのような経験値が無い方が、勢いだけで飛び込んでケガをするのは無理もない事だと感じます。


溺れ無い為のテクニックと道具

  【安全な流され方はラッコちゃんスタイル】
流れている川で泳ぐのは非常に体力を消耗します。また、水面下には岩や障害物がある為、立った状態での姿勢は、岩にぶつかったり鋭利なもので切ったり危険です。また、つま先が障害物に引っかかってしまうと、水圧で押されて上半身が水没し息が出来ません。命に係わる危険な状態です。
こうならない為に、仰向けになって足を上げて動物の【ラッコちゃん】スタイルで流されましょう。余裕があれば顔は下流を向いて自分が流される状況を判断してください。流される方向にはたいがい、岩や橋の橋脚等障害物があります。障害物に流されて行ったら下流側にある浮いている足で障害物を蹴飛ばして危険を回避してください。
ラッコちゃんスタイルで対岸に近づきたい場合は、頭を行きたい対岸に向けて(斜めに向けるのがコツ)両手で羽ばたくように背泳ぎをしましょう。 
   【対岸に楽に泳ぐコツは斜め45度】
A地点からB地点、対岸に効率よくたどり着く方法は、A地点からB地点に向かって川の上流、流れに対して斜め45度の角度をキープしてクロールで力強く泳ぐのがコツです。A地点からB地点に真横に泳ぐと上流からの水の抵抗をも横に受けて非常に体力を消耗します。
クロールでなくとも、上記に記載したラッコちゃんスタイルで後ろ向きで羽ばたいて泳いでも可能です。
   【救助に有効なアイテムはスローバック】
川に流されている人を泳いで救助に向かうのは非常にリスクがある行為です。もしかしたら自分も力尽きて溺れてしまうかもしれません。流されている人を救助する順序は、@声をかける。声をかける事により流されている人が冷静になってもしかしたら自力で泳いで対岸にたどり着くかもしれません。A長い棒やボートのパドルを差し伸べる。流されている人が岸からそれほど遠くない場合、近くに棒などがあればそれを差し伸べて、つかませて救助できます。B救助用の投げるロープ(スローバック)は10m以上離れていても救助が可能です。バックの中に水に浮くロープが15mほど収納され、流されている人にバックを投げて救助できる、スローバックは岸から遠い人を救助するのに非常に有効なアイテムです。
※ただしスローバックは確実に流されている人の近くに投げなくてはいけない為に、ある一定の練習は必要です。スローバックはカヌーなど扱っているアウトドアショップやラフティング会社で購入が可能です。
   【ライフジャケット(PFD)を装着していれば沈みません】
PFDは泳げない子供たちに着用するだけで、水難事故の抑制になります。また、もしも急流に流されても必ず顔は浮かぶ為に、溺れる心配はありません。最近はホームセンターでも手ごろな値段で購入ができます。ただ、PFDは羽織るだけではいけません。ファスナーやバックルを止めて、なおかつ調整ベルトでしっかり体にフィットさせましょう。いくら高価な道具を持っていても、使い方を間違っていては意味がありません。


もしもの時に備えて救命講習を受けましょう
川で溺れている人を見かけた時、日常生活で事故現場に出くわした時、人の命を救う為に救命講習に参加しましょう。最近は簡易的な心肺蘇生キット、AEDキットが出回り、子供たちでも救命講習を受ける時代になってきました。地域で呼びかけて人を集めて消防署にお願いすれば、更にステップアップした講習もほぼ無料で受ける事が可能です。習った事を確実にスピーディーに行う為に、毎年の受講と反復が必要です。

洞戸地区のAED設置場所

  関市市役所洞戸事務所内
501-2812 岐阜県関市洞戸市場292-3  電話 0581-58-2111
  洞戸生涯学習センター内
関市洞戸市場294番地5 電話 0581-58-2115
  洞戸保育園
〒501-2802 岐阜県関市洞戸通元寺78‐1 電話 0581-58-2120
  洞戸保健センター
〒501-2802 岐阜県関市洞戸通元寺172-2  電話 0581-58-2201
  洞戸小学校
〒501-2812 岐阜県関市洞戸市場248 電話 0581-58-2024
  洞戸中学校
〒501-2812 岐阜県関市洞戸市場566-1 電話 0581-58-2034


板取川流域環境レンジャー

〒501-2802
岐阜県関市洞戸通元寺318-7

TEL 080-1564-1889
担当 太田 圭司